Q3
あなたがゆきえさんと一緒に食事ができたのは、なんとたか子さんとの3度目のデートの後でした。たか子さんには正式に付き合って欲しいと言ったわけではありませんが、雰囲気としてはすっかり馴染んだ者同士です。たか子さんからは今度は家に遊びに来て欲しいとさえ言われています。
ゆきえさんとは休みが合わないので、週末にイタリアンレストランで食事をしました。あなたが行ったこともない高級レストランで、かなり緊張しています。美人でファッションセンスも抜群のゆきえさんは、周囲からの注目度も高く、ますますあなたは緊張しています。
いざ食事になると、ゆきえさんはとても社交的であなたの緊張は徐々にほぐれていきました。ゆきえさんの話はあなたの知らない事ばかりで、とても刺激的で、いつしか自分がゆきえさんのペースに引き込まれていることに気がつきました。食事の時間もあっという間に過ぎ、最後のドルチェになった時、ゆきえさんがあなたの好きなことは何かと聞いてきました。あなたはここぞとばかりに、イタリア車の話を情熱的に語り始めました。ゆきえさんはとても真剣に聞いてくれています。
ドルチェも終わり、あなたがイタリア車はまるで女性のようなんだと語っている時に、あなたは自分達のテーブルの横で立ち止まった2人に気がつきました。なんとその2人はたか子さんとあなたが勤めている会社の次期社長といわれている人でした。突然のことでうろたえるあなたに、その人は「君はうちの娘と付き合っている○○君だね。失礼だがこちらの女性とはどういうご関係かな?」と言いました。
さて、あなたはなんと答えますか?
単なる友達です。
私が誰と食事をしようがあなたには関係のないことではありませんか。